活動報告

留学生対象の防災ワークショップを開催しました。

兵庫県内の留学生支援団体からの依頼により、防災ワークショップを開催しました。

出身国、年齢、語学能力が多様な学生に対し、災害の多発する日本で生活するにあたり必要な知識は何か、継続して関心を持ってもらえる仕掛けは何か…これまでの経験を元に企画したのは、『災害リスクをみつけるための町歩き』です。
 参加者は、日本を合わせて7か国からの15名の学生でした。導入では、災害について、備えについての基本的な知識および災害情報収集に関してDNGLからプレゼンテーションをしました。やさしい日本語で実施したため、アフリカ出身の学生には少し難しかったようですが、日本にどのような災害が多いのか、災害が発生したときに取るべき行動について、日本人学生にも留学生にも多くの学びにつながったようです。
 メインの町歩きでは会場周辺をあらかじめエリア分けしておき、①災害時に避難できる安全な場所②災害時に役に立つ設備や施設③災害時に危険な場所、という3つの視点をもって観察してもらいました。心配だった天候も回復したため、ワークショップ主催の大学コンソーシアムひょうご・神戸のスタッフと、DNGL兵庫の学生および教員がファシリテーターとなり、3グループに分かれて30分ほど担当エリアを回りました。事前に提示した例だけでなく、「看板や標示が日本語だけで分かりにくい」「災害の種類によって安全なところと危険なところが入れ替わることもある」など、たくさんの意見が集まりました。
 

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今回は会場の周辺で行いましたが、自分の住んでいる地域や母国でも、同じような視点をもって観察し、事前に災害のリスクを把握しておくことの重要性について気づく機会になったと思います。
国際交流に関心のある日本人学生の参加があったことで、交流が促進されるとともに、備えに関する知識や関心の向上にもつながりました。「もっとディスカッション時間がほしかった」「次も参加したい」とポジティブな感想を得ることができ、主催団体とも協同して継続的な防災ワークショップの開催を計画しています。語学面、文化の違いなど配慮すべき視点はたくさんありますが、参加者も主催者も楽しみながら学べるワークショップにできるよう、検討を重ねていきたいと思います。

 

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(記:藤田さやか)